牛来コラム

出逢いってすばらしい

さまざまな出逢いを通じて、得たり感じたことを、牛来ならではの視点で書き綴るコラム。 仕事上だけでなく、人間として大切なメッセージを伝えています。

2005.01.05

■外から変える

本来ならば、内面から変えることが望ましい。
しかし難しいので、まずはとりあえず外見から変えると、自然と内面も変わるということがある。
ムスメの頃、お正月に着物を着て親戚の家に行くと、「おてんばさんでも着物を着ると、おとなしくなるんじゃねぇ」とからかわれたものだが、確かに、着るもの一つとっても、気持ちへの影響はある。

ある時受講したセミナーでのこと。家族との人間関係の中でのコミッションをする場面で私は、姑に「ありがとう」と言っていない自分に気付いた。「言いたいけど、言えない」のならまだいい。「言いたいなんて思ってもいない」から、「言え(わ)ない」。
当時の私は、そのくらい、感謝のできない人間だった。

ありがたいと思えないのだから、言えない。仕方が無いので、まずは"思ってもいなくても"せめて「ありがとう」と言葉にしてみる(カタチから入る)ことから始めてみた。
「ありがとう」。最初は、ぎこちなかった。
そこに、気持ちのこれっぽっちも添えられていない。軽い言葉だった。
それでも、姑の反応がかすかに違う。いつもとは、確かに違う。
何より、「ありがとう」と言った自分の、気持ちがいい。
それを何日か、繰り返す。

繰り返していると、不思議だ。私の心の中に、「ありがとう」という気持ちが芽生えてきた。
夕食の一品を作ってくれる姑に、心から「ありがとう」と言える。
いつもは、「私は働いているんだから、作ってくれて当たり前」と思っていたのが、「仕事から帰って夕食のしたくは大変だけど、一品あるおかげて凄く助かる。ありがとう!!!」と、心から思えるようになったのだから、その効果は凄い。

姑はその後、くも膜下出血や脳梗塞など大病を繰り返し、今は特別養護老人ホームのお世話になっている。お正月は我が家に連れて帰り、共に新年を迎えるのが恒例となった。
今年も家に帰って来た姑に、私は新しい財布をプレゼントした。
嬉しそうに「ありがとう」と繰り返す姑を、私は心から愛おしいと感じた。

【gorap語録】

せめて見た目。言葉だけ。そこから始まるものもある。

2005.01.19

■涙の理由

ただその一言に、涙することがある。
書物を読んでいて、その一節を読んだ瞬間、心の奥底に潜ませていた琴線にふれ、わけもわからず、涙がどっと溢れることがある。その時、自分でも気づかなかった隠れた不安や寂しさに気付き、はっとする。

人に依存せず、自分の力で生きよう。
そう決めていたはずなのに、そして、それは自分が望んだことなのに、思いがけず娘からもらったメールの一言に、涙が溢れ出た。

そこに理由は必要ない。
自分を思ってくれる人がいる。
それだけで、満たされるのだ。
そこにはただ、愛がある。

人は、一人で生まれてきて、一人で死んでいく。
それが自然の摂理であるからには、せめて生きている間には、多くの人と共に生き、愛し、愛されたいと思う。

仕事も同じ。
SOHOとして独立した時、その責任感に勇み立つ一方で、いろんな不安がよぎることもある。
それを打ち消しながら、頑張る覚悟も必要。
でも、自分に正直になって涙するのもいい。
時には、弱い自分を、認めてあげよう。

【gorap語録】

誰だって、一人ぽっちからが、はじまり。

2005.02.02

■柔軟さ

300億円の売上げをあげたキャラクター「たれぱんだ」の作者を、広島SOHO’オフィスにお招きした。
講演で来広された彼女とお逢いし、「ぜひうちのオフィスに来て欲しい」と、図々しくも声をかけお連れしたのだ。

(株)てててん末政ひかる社長。33歳。キャラクターのライセンシーを軸に起業して2年。会社員時代に生んだ「たれぱんだ」に続き、独立後の現在は、「ぴよだまり」を売り出し中。
まんまるい黄色のひよこの癒し系ファンシーキャラクターを、雑貨店やデパートなどで見かけたかたは少なくないと思う。

「てててん」という社名は、彼女が仲間たちとデザインフェスタ等にブースを出して「ぴよだまり」を手作りして売っていた時のグループ名「手手展」からきている。そこで出逢った韓国の企業に、日本以外のアジアのライセンシーを任せたり、アニメーションを制作したりと、うまく出逢いを活かしている。

ここまで聴くと、なんだか凄い実業家、という風に思われるかもしれないが、一見ごく普通、いや、どちらかというと地味目な女性。その彼女が、ある時は、友人の結婚式で「ぴよだまり」サブキャラクターのニワトリのかぶりものをし、ある時は仲間のイラストレーターたちと、忙しい時間をぬって温泉に出かける。
それは、彼女が何より「柔軟さ」を大切にしているから。

「たれぱんだ」は、事前のモニター結果ではいつも、18位くらいの微妙な位置をウロウロしていたとか。それがジワジワと爆発的なヒットを呼ぶとは、誰も予測しなかったらしい。
一緒にお好み焼きをつつきながら、私が「120才まで生きるつもり」と言ったら、「100才の誕生日にみんなの前から突然消えて、行方をくらましたい」と言った彼女の、不思議な感覚が、きっと思いがけない商品のヒットを生み出すのだと、妙にうなずけた。

【gorap語録】

ナンバーワンより、やわらかさを大切にしたい。

2005.02.16

■カラー

週末に、街中をウロウロした。
オフなので、Gパンに短めのスカートを重ね履きし、ピンクのセーターに革ジャンという、仕事の時とは全く違う格好である。
そんな姿で街を歩くと、仕事着の時には入りにくい若者向けのカジュアルな店にも気軽に足を、踏み入れることができる。
反対に、「おっ、あのスーツ、いいな」と思っても、今日の自分の姿が、店のカラーに合わないのが気になって、入りにくいし、入っても、なんだか落ち着かない。

その場の雰囲気、また、そこに集まる”人”の与える影響は大きいと、いつも思う。
朱に交われば赤くなる、という諺もあるが、逆に、自分の周りに居る人を見れば、今の自分の存在イメージがわかるということだ。
「自分の周りには、ろくなヤツが居ない」と思っている人はきっと、ろくなヤツじゃないし、「自分の周りには素晴らしい人ばかり居る」と思っている人はきっと、素晴らしい人だ。

自分の、親しい人たちの顔を思い浮かべてみよう。
その人たちは、前向きな人か?責任感はある人か?意思の強い人か?誠実な人か?努力家か?仕事はできるか?思いやりはあるか?etc。
それとも、その人たちは、いつも愚痴ばかり言う人か?非難ばかりする人か?他人のせいにばかりする人か?etc。
きっとそこには、自分と似た人が居るはず。

「あの人の周りにはいつも素敵な人ばかりいて羨ましい」「なんで私の傍にはこんな人ばかり」と思っている人がもしいたら、まずは自分自身を見直してみよう。そして、素敵な人、運のいい人、の仲間になろう。・・"朱に交われば赤くなる"のだから。

【gorap語録】

羨む前に、やることが、あるはずだよね。

2005.03.02

■油断

明らかにスピードを出しすぎていた。
気付いたときには、数十メートル前方に渋滞の車の列。
慌てて急ブレーキを踏んだが、このままでは数珠繋ぎの車の最後尾に突っ込むと判断し、回避するためハンドルを切った。
「ガシャン!」道路脇の壁にぶつかり、停止。幸い独り相撲に終わり、怪我もなかった。

「やってしまった・・・。」
点滴を打つほど体調が悪かったことは、言い訳にならない。
この結果は、変わらない事実なのだ。
原因は、自分の運転技術を過信しすぎた油断にある。
その代償は、大きい。

軽自動車とは言え、クラシカルなデザインと、企業ポリシーが大好きで、やっと手に入れた光岡自動車のRey。購入してわずか3ヶ月も経たない今、フロントが割れ、ボンネットが曲がった姿を見た時の、そのショックは言い尽くせないけれど、「神様がお灸をすえてくれたんだ」と自分に言い聞かせ、トラックに積まれて修理に向かうReyを、見送る。

事故後の全ての行動は冷静だったと自分では思うが、代車を受け取り、さあ運転しようとすると、さすがに、恐怖がよみがえり手が震えた。
コーナーを曲がる時、車線変更をする時etc。全ての運転が慎重になる。まるで、免許を取ったばかりの、初心者の心境である。

「長年の経験から自分の腕を過信し、荒い運転が当たり前になっていた自分に気付かされた日。

【gorap語録】

始めた頃の気持ち。時折そこに戻ってみよう。

2005.03.16

■効果性

誰かと親しくなりたいと思ったら、まずは「聴く」ことに一生懸命になればいい。誰だって、自分の話を一生懸命聴いてくれる人がいたら、嬉しいもの。そのうちきっと、「ねえねえ、聴いてくれるー?!」と、その人から近づいて来てくれるはず・・・。

さて、名刺交換をした相手が、一生懸命自分の宣伝ばかり喋り続けるのに嫌気がさしたという経験は、きっと仕事をする人なら何度かあるはず。売り込みたいあまり、仕事に繋げたいあまり、自分のことばかり喋ると、返ってそれは逆効果となると思う。

また、名刺交換をした相手から、メールやDMなどが矢継ぎ早に一方的に送られて来て、マイッタ、という経験をしたことのある人も少なくないとだろう。その積極性は買うが、自分を売り込みたいあまり、熱くなりすぎて相手に迷惑がられては意味が無い。
相手の気持ちを読みながら、上手に自分をアピールしてこそ、本当に”売り込んだ”ということになる。

うまく人と付き合うには、目の前の人のことをまず、「知る」ことが、大切。「どんな人なんだろう?」「この人のことを知りたい」と相手に関心をもつ。そうすれば、名刺にある少ない情報の中からも、質問したいことが、自ずと出てくるはずだ。いろんな質問を投げかけて、相手の話を引き出して、聴く。
聴き上手な人の周りには、人が集まる。

そして、ふだんは控えめなその人が、ここぞという時に、思いを切々と伝えると、多くの人が、それを真剣に受け止めてくれる。
”聴こう”という気になってくれるのだ。
恥ずかしいとか、言っている場合ではない。
口下手だろうが、なんだろうが、誰にも遠慮することはない、自分の全精力をそこにかけ、伝えたい人に、伝えればいい。

そのタイミングを、逃してはいけない。

【gorap語録】

熱からず冷たからず。接する温度は人肌が心地よい。

2005.04.06

■続く関係

15年前。子育て真っ只中のわたしが始めた仕事は、オンナばかりの企画会社での企画営業の仕事。当初はパートで入社したが、主婦の視点で企画する、商品、サービス、イベント、販促ツールetc。その全てが面白くて、販促企画の道にのめり込んでいった私はその後、社員となり年俸となり、そして販促プランナーとして独立し、今に至る。

当時そこで出逢い、共に仕事をしたオンナたち20人ほどで、先日、集まってお酒をのみ、情報交換をした。
世界を股にかけて活躍するカラーアナリストやメーキャップアーティスト、テレビ番組にコーナーを持ち、教室も経営するフランス菓子の先生、専門学校でコース立ち上げも手掛けるテーブルハーモナイザー、有名コピーライターのサイトで人気掲示板をもつライター、CMや有名店等でお馴染みのイラストレーターetc。

当時から元気なオンナたちだったが、15年経った今、改めて一人ひとりを見ると、凄いメンツである。
しかし何より驚いたのは、皆、変わっていないのである!
15年前と変わらず、みんな、輝いて美しいのだ。
一人ひとり、挨拶のコメントが、前向きで、大きいのだ。
そろそろ還暦、という人もいる。
でも、全然、そんな年齢に見えないのだ。

15年前、こんな凄い人たちと出逢えた、ということに、私は改めて感謝した。その間、仕事などで一人ひとりと逢う機会はあれど、一斉に集まるということはなく、意識したことがなかったが、集まって初めて実感したその素晴らしい出逢い。
そしてその関係が、今もなお続いているということ。
当時、出逢いは数知れずあったはずだけど、こうして15年経っても続いている関係。そこには、やはり理由がある。

出逢いを、活かすも殺すも、自分次第なのだ。

【gorap語録】

自らが切らない限り、それは続く。

2005.04.20

■未熟を知る

久々に、顔から火が出るような思いをした。
研修顧問をしている会社で研修の最中、全社員の前に立ち、その日の講師プロフィールを読み上げているまさにその時、私の携帯電話が鳴ってしまったのだ。
どんな理由があるにせよ、社員を指導すべき立場の者が、しかもその指導現場で、マナーに反することをしたことに、弁解の余地はない。ただ「ごめんなさい」「みなさんはこんなことが無いように・・」と、か細い声で言うのがやっと。もう、恥ずかしさでいっぱいである。

研修を終えて帰る道すがら、気を引き締めなければ!と何度も自分に言い聞かせ、ふだんの行動を振り返る。
反省点は山ほどある。その殆どが「気の緩み」から来ているものだ。駆け出しの頃はとにかく何に対しても未熟なので、必死だった。
その「緊張感」が、キャリアを積むごとに少なくなったように思う。
きっと、自分の未熟さを思い知る機会が減ったからに違いない。

つい、気の合う仲間とばかりで食事に行く。
気を遣わなければならない相手と逢うことを、敢えて選ばない。
居心地の良い場所から、なかなか外に出ようとしない。
馴染みのない異業種交流会へはあまり行かない。・・etc。
そんな、ぬるま湯に浸かっているような生活は、ラクかもしれないが、あまり恥もかかないので「気付き」は少ない。

積極的に、目上の方にお逢いしよう。
知らない業界の話を聴いてみよう。
ウマが合わないと思っている人たちの会に参加してみよう。
自分よりレベルの高い人が集まる場所へ行ってみよう。・・etc。
知らないことが多く、凹むこともあると思う。
話が続かなくて、ウチに帰るなりどっと疲れることもあると思う。
けれど、ずっと関わっていけば、そのうちそこも自分の「居心地の良い場」へと変わるはず。
きっとその時、ワンランク上の自分がそこに居る。

【gorap語録】

ぬるま湯じゃ、半熟たまごしか出来ないよね。

2005.05.04

■感動物語

Shiozyとの出逢いは、確か、クライアント先での打ち合わせの席だったと記憶している。もう10年も前のこと。わたしが、企画会社で販促プランナーとして張り切っていた頃だ。
相手が誰であろうと(たとえクライアントでも)信念を頑固に貫き、情に厚く、人間くさいShiozyから、教えられたことは多い。

広島SOHO’クラブ立ち上げ時に、初仕事をくださったのもShiozy。
以来ずっと見守ってくださり、何かの折にはふっと顔を出してくれる。
そんなShiozyの人間性に惹かれ、その元に相談に行く人は少なくない。かく言うわたしも家族のことで相談に伺い、奥様の手料理をご馳走になったこともある。自宅が近いこともあり、近くのスーパーで、夫婦仲良く買い物をされる姿に、バッタリ出逢うこともあった。

そのShiozyから慌てた様子で電話がかかったのは2年前。
「女房が倒れて会社の総務がお手上げなんじゃ。誰か紹介してほしい」会社の経理、総務を全て担っていたのは奥様。これはタイヘン!
それより病状はどうなのか!?私の頭をあれこれよぎった。
あれから2年。
Shiozyがサイトを立ち上げた。
<感動・感激・感謝>「3kan.net」

心がほっとする癒し系の話はもちろん、企業の<感動経営事例>まで幅広く、読みながら考えさせられることも少なくない。
その中でわたしが一番好きなのは「Shiozyの介護生活2:おかあさん」。
プライベートに限らず、心通い合うパートナーは、誰にだって必要。
でも、欲しくてもなかなか出逢えるものではない。
そんな存在を手に入れるのに必要なのは、もしかしたら"自分が変わること"かもしれない。

【gorap語録】

信頼が、真のパートナーをつくる。

2005.05.18

■続く理由

ある日テレビを見ていたら、普通のおじさんが、雲を消してみせた!
「凄いな?」と、人事だと思っていたのだが、その後、船井幸雄さんの本で「雲を消せるくらいの人は私の周りにはたくさんいる」という一節を読み、「あ、なんか、できそう」と思ってやってみたらなんと、わたしにも出来たのである!
コツは、ホワッと気持ちの良い時に、肩の力をぬいて自然な気持ちで雲を見つめ、それがだんだん薄くなり消えていくイメージをすること。「できないかも?」と不安な気持ちがよぎる時はできない。「えい!」と力を入れすぎても出来ない。
リラックスして気分のいい時(これを「無心」というのかな?)に、「今日はできそう?」と、思える時に、出来る。

何かにトライする時・・・。
新規事業や難易度の高い仕事など、初挑戦の時は、誰しも悩むものだ。「できるだろうか」という不安感。「失敗は許されない」というプレッシャー、様々な葛藤の末、決断する。その決断が正しいかどうか、それは誰にもわからない。
やってみて、初めてわかるものだからだ。
過去のデータや情報を収集し、多くの人の声を聴き、それを分析する。
そして最後に、決断し実行するのは、誰でもない。自分自身。
「できそう」と思えるか、「不安」のほうが大きいか。
前者であれば、今すぐ、一歩を踏み出すべきである。
それは早ければ早いほど、いい。

広島SOHO’クラブ設立の時・・・。
「あ、これだ!」と思った瞬間、カラダが動いていた。キーマンに逢いに行く。名称を決める。プレスリリースを送る。仲間を募るetc。
あれから4年半。交流会の延べ参加数は2000人を超え、メールマガジンの配信は100号を迎えた。なぜ続くのか?そう聞かれることは、少なくない。
理由は一つ。
肩肘張らず、等身大でやっているだけだからだ。
頑張ってるわたしも、わたし。ダメダメなわたしも、わたし。
それを必要以上に大きく見せる必要もないし、力量以上に評価される必要もない。
ただ、自分のありのままに、できることを、一生懸命やるだけ。

きっと「コイツには助けが必要じゃろう」と思われたのだろう。クラブ設立以来、一人、二人と協力者を得、これまで本当に大勢の人が力を貸してくださった。現運営委員やサポーターは、そのほんのひと握りにすぎず、ここに名前の挙がっていない多くの人がそれぞれの場面で大きな力を与えてくれている。
交流会のゲストや、イベント時のスタッフ、「メルマガを読んで元気が出ました」というメール一本、その全てが大きな励みになり、次に続いている。この多くの仲間たちや協力者に、感謝の言葉なくして、やはりこの100号は語れない。
本当に、ありがとう。

【gorap語録】

力を抜いて「まずは一歩」。そこから繋がる。

2005.06.01

■能動

起業準備中!という人たちと話をしていると、こちらまで楽しくなる。
「こんな会社にしたい」「社名は○○に決めました」「企業理念は…」前を向いて進もうとする人の瞳は輝いている。
今日も一人の男性がオフィスに来て、ビジョンを語ってくれた。

彼に逢うたび、この人はきっと成功するだろうな、と感じるのには理由がある。まず、「起業への熱い思い」がある。その上で、「具体的」で「能動的」。
起業に向けた彼の思いを書いたメモには、具体的なイメージが列挙され、その一番上に、(夢を必ず実現!)という言葉があったのだ。
起業「したい」という人間はいくらでもいる。しかし、必ず実現「します」と言い切る人間は少ない。「たい」と「ます」。その違いは、想像以上に、大きい。

「たい」でなく、意識して「ます」を口にするようになってから、私自身、大きく変わった。
「SOHOのためのオフィス、創ります!」「ベンチャー大賞、とります!」「広島SOHO’クラブを10年続けます!」全て、「ます」と言い切ってきた。そしてそれを多くの人に言い切るたびに、自分の中で実現への確信を深めてきたように思う。同時に、周囲から「コイツならきっとやるだろーな」と思ってもらえた時、それは実現の一歩手前まで来ている。

「出逢うべき人とは必ず出逢えるという意味が今、よくわかる」そう、冒頭の彼が言った。「ます」と言える人が、その実現に向けてプラスの思いで行動するとき、多くの人が、"出会いの不思議"を体験する。
普通では逢えないような人と逢えたり、突然キーマンが現れたりetc。
能動的な人は、そんな出逢いを引き寄せる。

【gorap語録】

あなたはそれを、いつまでに、しますか?

2005.06.15

■ホステス

居心地のよさは、そこに居る人で決まると思う。
きたない店だろうと、ゴージャスなパーティだろうと、そこに話相手があれば、とりあえず、自分の居場所が見つかる。
先日、カルチャースクールのレセプションに招かれ、30分くらいで退散するつもりが、なんと2時間も経っているのに気付き、招待側の気配りに改めて感謝した。

ホステスは、「A☆style アー☆スタイル」代表のタケダヒロコさん。
広島にたった二人しかいないワインアドバイザーの一人である。ホストはタケダさんの旦那さま。
カルチャースクールといっても普通の教室ではない。本物の家具や食器や調度品に囲まれたゆとりのある雰囲気の中で、サロンスタイルで学べるところである。ワインだけでなくパンやチーズ、ビーズアクセサリーやポストカードづくり、コミュニケーション、英会話など講座の種類も幅広い。このタケダさんの夢のために自宅を新築し、本格的なワインセラーをつくり、遠くから来る講師のためのゲストルームまで用意し、実現させたものだ。

そのレセプションに集まったのは、これまでワインレッスンを受けていた生徒さんやカルチャーの先生などで、私がふだん逢う機会の無いかたばかり。その中でタケダさんは私に、次々といろんなかたを紹介してくださり、美味しいワインのおかげででちょっとだけ饒舌になった私は、すっかりその場に馴染んで、多くのかたと会話し、楽しく過ごさせて頂いた。

大掛かりなパーティやレセプションに限らず、仕事の中で人に「楽しんでもらう」側に立つ場面はある。料理の心配や、出し物を企画したり、主催側は大変である。しかし忘れがちなのが、「人と人を繋ぐ」という気遣い。もしそこに何も無くても、「会話」さえあれば、人は、その場を楽しめる。そのきっかけをつくるのが、招く側の気配り。
言葉で言うと簡単だけれど、これが結構難しいだけに、それを自然にされていたタケダ夫妻のもてなしを、私は素敵だと思った。

【gorap語録】

人を繋ぐ気配りは、おもてなしの上級篇。

2005.11.02

■感動

SOHO仲間の結婚式に参列した。
新郎、新婦ともに士業。新郎は、広島SOHO’オフィス開設当初からの入居メンバーで、新婦もクラブ交流会の参加メンバーだ。
昨年、二人は新事務所を開き、15坪の広いオフィスに引っ越したが、その後も時々オフィスに顔を出してくれたり、仕事をお願いしたりと親交は続いている。
いつ結婚するのかな~と、内心楽しみにしていた二人の結婚式である。

最近OPENしたばかりの、まだ白い壁がまぶしいその式場には、二人を祝う親族や友人、仲間たちが、その時を待っていた。
パイプオルガンの音が響き渡る。
そこに現れた、神父と、新郎。
続いて、新婦のお父様、そして純白のドレスに包まれた新婦の姿。
賛美歌、誓いの言葉・・。
そこには、特別な仕掛けや、言葉があるわけでもなく、ただ、二人の厳粛な儀式が行われているだけである。
なのにこの感動は何だろうか。
ただ、そこに参列しているだけで、こんなにも心に響き、胸を熱くし、涙さえ溢れるのは、なぜなのだろう。
そこには、二人の、一生の中で幾度もは経験できない特別な日のその思いが、感動となって周りに伝わったに違いない。

披露宴では、新婦の父親が二胡(にこ:中国楽器)を弾く姿に、また目頭が熱くなった。決して上手とは言えないけれど、娘のための精一杯のその演奏に、そこにいた全ての人が、息をのんで聴き入っていた。
途中、何度も音が外れたり失敗したりしたその演奏に、盛大な拍手が起こったのは、その思いに感動したほかに理由はない。

思いは、伝わる。
言葉に出さなくても。
そこにいる全ての人が、シンパシーを感じていた。
そこには、何の意図もない。
ただ、純粋な思いがあるだけ。

【gorap語録】

その思いは、多くの人の心を動かす。

2005.11.23

■やるかやらないか

6年前に突然会社を辞め、自宅で販促プランナーとしてスタートした私は、1年を経た頃、何かモヤモヤした思いにとりつかれ悩んでいた。
私は何をしたいのだろう?
私は何のために会社を辞めたのだろう?
こんなことをするために、私はわざわざ独立したのだろうか?
もっとやるべきことはあるんじゃないか?

本を読みあさり、様々なセミナーに参加し、人間学を学び、自分の道を探し続けていたその頃。
ある夜、いつものように本を読んで眠りについたその時、突然に閃いたのが、「SOHOの交流会をつくる」ということだった。「SOHOに必要なものを一つひとつカタチにする!」それが、自分の進む道だということを、突然、思い立ったその時。そこには理由も何もないけれど、ただ、やるべき事だという(勝手な)「確信」だけがあった。

あれから5年を経て、私の周りは大きく変化した
。素晴らしい多くの仲間を得、大きな事を起こす力もついてきた。
今年も開催する【ひろしまSOHO博'05】には、SOHOリーダーや支援者たちが、全国から手弁当で駆けつけてくれる。
行政や支援機関の皆さまからも、5年前には考えられないほど多くのご声援を頂いているetc。挙げればキリがない。

5年前には、正直なところ、ここまで多くの皆さまに共感を得られるとは思ってもいなかった。
ただ、その時その時に出来ることを、一つひとつ、やってきただけ。
始めるまでは0だったものが、1になり、2になり、3になり・・。
全てが積み重なって、今に繋がっている。
一足飛びに100を望めば気が遠くなるけれど、足元から一つひとつ、コツコツやっていたら、いつか必ず100になる時は来る。

そして今なお、一つ、ひとつと、私はそれを重ね続けている。

【gorap語録】

その思いは、多くの人の心を動かす。

2005.12.07

■メッセージ

「ええイベントじゃった!」
いつもは、ぜったい褒めてくれないし、イベントに厳しい音響のオペレーターが今年はそう言って、初めて握手をしてくれた。
「ひろしまSOHO博'05」のスタッフ打ち上げの時のことである。
初めてSOHO博を開催した年は、「SOHOのプロの仕事実績を多くの人に見てもらって存在価値をアピールしたいんよ!」といくら説明しても、「じゃけえ、何がしたいんね?」と突っ込まれ、うまく答えられない私に、それをカタチにする役割の仲間たちは、もどかしい思いをしていたが、今年は違ったようだ。

展示やステージでのプレゼンで、SOHOの仕事実績をアピールするというイベントの目的は変わらないが、実は今年は私の中で、明確に伝えたいもう一つのメッセージがあった。
それは、広島に必要な、SOHO集積地構想を伝えること。
巨大な集積地に、様々なカタチのオフィスがあり、交流の場があり、即戦力となる若手を育てるスクールがあり、クリエーターのオリジナルグッズ店があり、ギャラリーがあり、相談コーナーがありetc。
それを実現することによってSOHOパワーを社会に活かし、地域の活性化にも繋げる。

その集積地で実現したいことをギュっと凝縮してカタチにしたものが、SOHO博であるにも関わらず、昨年まではまだ単なる夢として漠然と思っていただけで、そのメッセージはあまり表に出ていなかった。

しかし今年は違った。
イベントのコンテンツ一つひとつに、SOHO集積地に繋がるその思いを織り込んだ。

トークショーではライセンシーやキャラクタービジネスをテーマにし、ワークショップでは世界レベルの講師を招き、フォーラムでは全国のインキュベーターが終結し、各地の活動を報告すると同時に、SOHOに必要なものを探った。そして、広島に必要なSOHO集積地を具体的にパースにして、多くの人に見てもらえることができた。
今年、メッセージを明確に表現することとができたのは、集積地を、夢ではなく、現実的なものとして意識したからただと、改めて思う。
実現へ向けてその可能性を開こうという強い思いが、イベントに影響を与えた。

展示やステージへの参加は35事業者および16団体、2日間の来場数1500人、インターネットライブ中継へのアクセス数1万というイベントの陰で、有志で関わったスタッフ数は41人。
驚くぺきは、これだけの規模のイベントの準備に、スタッフ会議は、なんとたったの1回という事実。本業を抱えながらMLでその殆どを進めたにも関わらず、多くから成功を認めてもらえた理由には、現場での、スタッフ一人ひとりの的確な判断と実行力がある。
来場者から頂いた感想の、「スタッフの皆さんが素敵な(気持ちの良い)方々ばかりで、参加していて大変楽しかった」という言葉からも、それは伺える。
仲間たちに、感謝は尽きない。

【gorap語録】

目的を理解し、動く個々の判断に、狂いはない。

2005.12.07

■相互依存

子どもの頃から、人に甘えるのは苦手だった。
欲しいものがあっても、自分から親に「買って」なんて絶対言えない。
高校生の時には、洋服から化粧品?!まで全て自分で稼いで買っていた。
親友は居るけれど、グループでたむろするのは嫌い。バンドをやったり、ツッパった格好なんかしているので不良グループに目をつけられ、時には数人に囲まれたりしたけれど、そうやって束にならないとモノの言えない連中のことを馬鹿にしていたので、こちらは一人でも対等にやり合っていた。(汗)

社会人になり、結婚し、主婦になり、そしてまた仕事を始めた頃も、単独プレーが多かった(と振り返って思う)。販促プランナー時代に、自分のキャパを超えそうな大きなイベントを手掛けた時も、人に頼らず、ただ目的を遂行した。「他力本願」なんてあり得ないー!私は「自力本願」だ!と息巻いていた頃である。
終わった後で同僚たちの顔を見た瞬間、ワァーっと泣き崩れてしまい、はじめて、周囲のあたたかい仲間たちの存在に気付いたことが今でも懐かしく思い出される。
たった一人でできることなんて、所詮、限りがあるのだ。

その後、スティーブン・R・コヴィー氏の「7つの習慣」に出逢い、「依存⇒自立」の後の、「相互依存⇒相乗効果」という成長のステップを知り、妙に納得したものだ。確かに、依存型の人間が集まったって何も生まれないが、自立した者同士が互いを認め合い、信頼し、依存し合える関係ができると、何かが変わる!高い次元で未来を見据え、次に何をすべきかを語り合える。
それは、広島SOHO’クラブを立ち上げ、SOHOに必要な事業を一つひとつカタチにする中で、気付かされたことである。

12月5日、広島SOHO’クラブは5周年を迎えた。
5年前のその日、新聞記事に大きく掲載され、多くの方からメールや電話やFAXを頂いた。
中には「夜は外出できないので、昼間に開催してほしい」「救世主のように見えました。私の悩みを解決してほしい」という趣旨のメールもあった。しかしそれらをお断りした理由は「自立した人と、共に創っていくクラブを立ち上げたかったから」。
5年を経、その選択が間違っていなかったことを、今、実感している。

【gorap語録】

ワンマンで引っ張る時代は、とうに終わったのです。

2005.12.21

■伝え続ける

12月18日の中国新聞朝刊に、「SOHO『拠点力』高めよ」という記事が大きく掲載された。
先日開催した、ひろしまSOHO博'05の「ジャパンインキュベーターフォーラム」がきっかけとなったものである。
4年前からゴライが伝え続けている「夢のSOHO集積地」。
なぜ今、それが必要なのか?

記事にもあるように、SOHOが集積するメリットは、大きく2つ。
1."場"ができて情報や人脈が集積し相乗効果が生まれると、「SOHOの発展が促される」2.その"場"が大きくなれば、今とは比較にならない交流が促進され、SOHOが創造する新産業や"場"自体が生む周辺への影響が「街を潤す」。

そこには、さまざまなオフィス形態が集積するだけでなく、既存産業とSOHOが提携した新プロジェクトも随時立ち上げ、足りない即戦力を現場(集積地)でSOHOが育成し、更には雇用を生み・・・etc。
SOHOにとっても、地域(広島)にとっても、ハッピー♪
そんな"場"を創るのだ。

「ひろしまSOHO博」は、単にそこに参加する人だけが繋がる"場"ではなく、そこには、未来へ向けたたくさんの大切なメッセージが込められている。だからこそ、このイベントを機に、こうして新聞記事という具体的なカタチになって私たちの思いを広く発信できたことを、心より嬉しく思っている。
一つの行動が、次へ繋がる。
そしてこの記事を機に、きっとまた何かが繋がる。そう信じつつ・・。

実はこのたび、本を出した。
8人の共著で、タイトルは「創発まちづくり」。それぞれの個性的な「自分らしい」仕掛けの数々を、その真只中に居るからこその生の体験を元に、現場の視点で、具体的に書いたもの。そこで私が書いたのは、もちろん「夢のSOHO集積地」に繋がるこれまでの経緯。
広島SOHO’クラブ設立から、起業、現在までの5年間の活動を、販促のヒントをあちこちに織り交ぜながら、書いている。

本書の執筆も、これまでの出逢いが繋がったもの。
その時には何でもない出逢いも、大切にしていると、大きな意味を持ち、何かが始まっていることに、日々、驚かされる。

【gorap語録】

そこからまた、可能性は拡がる。

2005.07.06

■影響力

「私はSOHOではない。企業とSOHOを、なぜわざわざ区別するのか!我々の会社は、たった10人の小さな会社だが、世界一だ!」
先日、旭川で開催された「SOHOリレーフォーラム」でご一緒したT社長の自信に溢れた言葉に出逢い、初めはなんと傲慢なんだろうと思った。世界一かどうかは周りが判断することであって、わざわざ自分で言う程度のものなら中身は知れている。実はその時、内心思ったのだが、続く発言を聴いて彼への見方が変わった。

要は、彼らは世界に通用する技術を持っているのだ。しかも、「我々は理論武装しているので、議論すれば誰にも負けません」と断言するだけの、ディベート力に長けている。頭の回転が速く、理路整然とした論理の中に、ジョークも交え観衆の笑いもとる。
舌を巻いた、とはこんな時に使う言葉なのだろうと、思った。
自らを「世界一」と言うだけの、力があるのだ。
きっと、世界に名立たる大企業を相手にしても一歩も引けをとることなく、有利に交渉する人である。

広島から一緒に参加した、デザイン事務所の社長N氏も同感だった。
地場大手のクライアントから名指しで直接依頼を受け、大きな仕事を任されるN氏のデザインは、N氏ならではの視点とエッセンスの生きた、一流の仕事ばかりである。
小さくても、大手広告代理店に並ぶ力を、彼は持っている。
そんなN氏と、業界は全く違えど、T社長のこだわりは一致していた。
大手と対等、いや、それを見下す(?)ほどの勢い。そこには、自らの仕事への誇りと、実績に裏打ちされた自信がある。

SOHOの定義とか、SOHOが社会へ及ぼす効果とか、そんなことはどうでもいい。一人ひとりが個々の力を最大限に活かし、生みだす仕事の一つひとつが人に役立つならばそれでいい。必要ならばその力を集結し、社会に影響を与えることさえ可能なのだ。「小さくても、大きな影響力をもちたい!」
起業して以来ずっと言い続けている私の思い。それを改めて認識したフォーラム。そこに集まった全国のSOHOリーダーや支援者たちに「次回は広島で11月に開催する!」と約束し、私は旭川を後にした。

【gorap語録】

大小ではない。要は、中身なのだ。

2005.07.20

■対策

ある大学で講演した時、あまりにも私語が多くて驚いた。
これまでもいろいろな大学で講演をしてきたが、その都度、どうにか引き込んでいただけに、ちょっとショックだった。
そこに居る90%以上が全く起業の意思がない学生を相手に「起業」をテーマに喋るのだから無理は無い、と言えばそうかもしれないが、それでも、学生たちの興味を引くことが出来なかったのは、喋り手の私の力不足と言える。

同じテーマで学部を変えてあと2回も喋らないといけないので、正直憂鬱だったが、対策を考えた。
学生たちの反応を元に内容も差し替え、翌日教室に入ると、マイクを握った私は、学生たちにこう言い放ったのだ。
「今日、私の講義の中で、一つだけ約束して欲しいことがあります。私語をしないで欲しい。とにかく喋るなっ!私語をされると私のモチベーションも下がって喋りにくいだけでなく、周りに迷惑がかかる!話がつまらないと思う人は、寝ていてもいいので、喋るな!」
自分の力不足と頭では言い聞かせつつも、どこかで「コンニャロー」と思っているから、つい言葉尻がキツクなる。(怖っ)
結果は・・。
私語はゼロに減ったものの、寝ている学生が10人以上!100人中の10人である。最悪だ。

最後の日、更に頭をひねり私はマイクを持つと学生たちにこう言った。「皆に、一つだけ、お願いがあります。何かというと、私語をしないで欲しい。私は経営者で、講師業を専門としている者ではなく、喋り手のプロではありません。喋るのが苦手なので、みんなにも協力して欲しいんです。私語をしている人が居ると気が散って喋りにくいし、モチベーションが下がって、伝えたいことも喋れなくなるんです。そしたら、聴きたい人にとってもザンネンでしょ?・・なので、協力お願いしますネ」(にっこり)と。
結果、喋る人もいないし寝る人も殆どなく、とても気持ちよく講演でき伝えたいことを充分に伝えることができた。学生たちの反応も良く、内容も受け入れられた様子。
「コンニャロー」という気持ちを押さえ、頭をひねった甲斐があった。
(ほっ)。

【gorap語録】

不平不満は、いたらない自分から出る言葉。

2005.08.03

■表情

心の内が、顔や身振りに出てしまう。
幸せいっぱいの時も、不安なときも、嬉しい時も、悲しい時も・・・。

企画会社で働いていた時、自社媒体の広告取りのために営業を経験したことがある。本屋で手にしたハウツー本に書かれてあったとおり、お客さまを訪ねる直前に鏡に向かってニッコリ。
最高の笑顔を作って、飛び込んだ会社での出来事。
精一杯の明るい表情を作り、一生懸命に説明をした後、相手のかたが一言。
「媒体の内容は解った。しかしこれを良いと言う"君自身"から、伝わるものが無い。良いというのが"君"から感じられないんだよ」

「はっ」とした。
雨の降る中、話さえ聴いてもらえず何件も回ったその後で、泣くような思いを打ち消しながら、一生懸命に作った笑顔である。
心根を見透かされたようで、恥ずかしかった。
何も言い返す言葉は、無い。

元気な笑顔を鏡の前でつくる。・・・いつもしかめっ面をして周りに迷惑をかけるよりもマシだけれど、やっぱり笑顔は心の底から自然に出るものが一番!
誰だって、イライラする時もある。泣きたい時だってある。でも、本当の笑顔がこぼれるよう、仕事もプライベートもベストコンディションで居られるよう、日頃の努力が、きっと大切なのだ。

ゆったり過ごせるよう時間の使い方を工夫する。自分のことばかりでなく、時には他人に喜んでもらえる事もやってみる。辛いことも「ま、いいか」と許してみるetc。
そんな気持ちを養って、自分の心を鍛える。
その努力が、きっと、普段から必要なのだ。

そしてどうしても、うまくいかない時は、これまでに出逢った楽しい出来事を思い出してみる。
プレゼンが成功して契約に繋がった時のこと、大切な人にプレゼントをもらって嬉しかったこと、逆転ホームランを打って皆から拍手をもらった時のことetc。
最高の自分を思い出す時、きっと誰しも晴れやかな笑顔になっているはず。

【gorap語録】

ストレスを上手に消化するのも、「できる人」の条件。

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