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中米・コスタリカで女性起業家へ商品開発指導

  • SO@R_STAFF
  • 7月1日
  • 読了時間: 4分

2025年4月下旬、コスタリカへ渡航。

現地の女性起業家に向けた商品開発指導に行ってまいりいました!


この取り組みは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「世界の人びとのためのJICA基金」を活用し今年度実施しているプロジェクトの一環です。


集合写真

ここ数年、中米の国々で女性起業家支援を行っている行政機関の方々が、JICAを通じ研修員としてソアラサービスに視察に来られています。

その中で出会った方がソアラサービスが行っているシェアオフィス事業、起業支援、商品開発に強く共感くださり、「ぜひ現地の起業家たちに直接話をしてほしい」と相談いただいたことがきっかけです。


事前に、オンラインでヒアリングや打ち合わせを重ね、いざ現地へ!

広島からの直行便はないため、広島→東京→アメリカ→コスタリカの計30時間の長旅となりました。


滞在期間は1週間。

到着してから最初の2日間は現地の市場調査へ。

1日は現地の日本人通訳のかたに、もう1日は今回現地のカウンターパートのICAP(中米行政研究機関)のジェリさんに案内いただき、コスタリカの歴史や風土に触れる貴重な時間となりました。

コスタリカは軍隊を持たない、永世中立国。中米で最も長い平和の歴史を持つ国の一つです。1948年、同国は内戦で多くの犠牲者を出したことをきっかけに、翌年憲法を改正し、恒久制度としての軍隊は廃止。永世中立を掲げて平和国家を維持し続けており、多くのコスタリカ人が国際的な平和維持活動に積極的に参加しています。

さらに、環境保護や持続可能な開発への取り組みも、コスタリカ国民の平和への思いに反映されています。

独立記念碑
独立記念碑

このような背景から、私達が推進している、世界へ届ける広島発のPeaceブランド『EARTH Hiroshima』の理念と親和性が高いと感じ、今回の訪問に至りました。


今回私達の支援にあたり、パートナーとなってくださったのが、

中米統合システム(SICA)の国際機関、中米行政研究所(ICAP)。


起業家への商品開発指導の初日は、集合研修。

ICAPさんの研修室で実施。今回指導を希望した起業家だけでなく、現地で起業家支援を行っている行政機関の方々もご参加くださいました。


主催者の挨拶の後なんとまずはティ―タイム。

コスタリカでは、研修等ある際、こういった軽食のある小休憩が挟むことが当たり前なのだそうです。

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そのあとは弊社代表の牛来より、これまで手掛けた商品開発実績を事例をもとに、商品開発のアイディアの出し方、コンセプトの重要性、誰にどう売るかという販売PR戦略など3時間かけ

「”売れる”商品開発」についてお話させていただきました。

参加者の皆さんはとても意欲的で、話の途中から次々と質問が飛び交い、熱量の高い研修となりました。


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翌日からは、起業家たちが商品製造を行っている工房を訪問しての個別指導。

3日間かけて、6社を巡りました。

ペットボトルのキャップから、作るメガネフレーム
ペットボトルのキャップから、作るメガネフレーム
ハチミツ37種すべて試食させていただきました!
ハチミツ37種すべて試食させていただきました!

コスタリカの紙幣に使われているモチーフを絵画にし、それをプリントしたスカーフやストール
コスタリカの紙幣に使われているモチーフを絵画にし、それをプリントしたスカーフやストール
バナナの樹皮を使用したアクセサリーやバッグ
バナナの樹皮を使用したアクセサリーやバッグ
コーヒーかすや木材の切れ端などの廃材を活用し、故郷の景色を立体的にデザインしたインテリア雑貨
コーヒーかすや木材の切れ端などの廃材を活用し、故郷の景色を立体的にデザインしたインテリア雑貨
金属と樹脂、植物などを組み合わせてたアクセサリー
金属と樹脂、植物などを組み合わせてたアクセサリー

どの工房でも温かく迎えていただき、心が温かくなる時間を過ごせました。


コスタリカは中米の中でも社会的に発展しているが、経済的にはまだ発展途上、国民性として現状に満足し、あまり事業拡大を望まない方も多いと聞きます。


今回指導させてもらった方たちは、

これからもっと事業を拡大していきたい、と驚くほどの意欲と積極性を持ち合わせた方ばかり。

中には「これから海外市場にチャレンジしたい!」という方もいらっしゃいました。


今回の関わりは、商品開発指導という形でしたが、

今後、日本でのコスタリカ商品の販売、

私達のブランドとのコラボへなどへ発展していければ嬉しく思います。

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