2020年1月29日

ゴライ日記★中米諸国の女性行政官JICA研修の見学受入れ&講師

最終更新: 2020年3月10日

「中米統合機構加盟国向け ビジネスを通じた女性のエンパワーメント」

をテーマに、今年もJICA研修の見学受入れ&講師を担います。

研修員は、中米各国でジェンダー平等と、女性の経済的自立促進に向けた

政策策定や事業実施に携わる女性行政官およびNPO職員10名。

約1か月の研修期間中、4日を共にします。

初日は、各国の現状と活動についての発表をお聴きしました。

一口に "中米" と言っても各国で状況はさまざま。

例えばホンジュラスでは、非識字者は12%で、

女性世帯主は30%超。その殆どがシングルマザーで、課題の一つは、

「経済的エンパワメントを通じて、女性に対する暴力の発生率を軽減すること」

女性のDV被害は深刻です。

ニカラグアは、政治的エンパワメントにおいて145か国のうち上位5番目。

女性が管理職の50%を占めています(2018年)

素晴らしいですね!

男女間格差は減り、女性は労働市場によりアクセスできるようになりました。

ただし、彼女たちの起業理由は「生活するため」

そこに「夢の実現」「起業家精神」は、無いのが実情です。

一方、パナマは、経済状況は途上国の中では平均より上。

就労率は男性79%、女性49%

失業率は男性3.3%、女性5.5%

女性の殺人率は、ここ5年間で51.28% 削減

「ビジネスを始めよう」をテーマに起業を推進し、

ここ3年位で、民営のコワーキングスペースも出来たと言います。

かつて日本でも、人が売買された時代はあります。

夫は「主人」、妻は「家内」と呼ばれてきました。

しかし、(良くも悪しくも)日本は変わりました。

その環境から「諦める」ことを余儀なくされている人がいる中で、

恵まれた環境下で生きる私たちが、

「諦めてはいけない」

迷っているなら、踏み出そう。

与えられた可能性を精一杯、活かそう。

その思いを、改めて伝えたくなりました。

 ・・・出逢いに感謝をこめて・・・

(文:ごらい@ソアラサービス)